西へ西へ・その2
長野からはるばるこんな遠くまで![]()
最初の目的地、山口県の錦帯橋にやってきました。
これは親父殿が見に行こうって言ったのですが、私も興味があった橋です。
なぜなら、私が敬愛する工学部の先生の授業で、この橋が出てきたから![]()
先生は惜しくも去年退官されましたが…ものすごくダンディーで土木にかける情熱にアツい素敵な方なんです!もう大好きです![]()
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あとで授業の資料を見返してみたら、錦帯橋のことを決してメインで扱っていた回があったわけではありませんでした。
しかし、なぜ錦帯橋がこんなに印象に残っていたのかというと…
1950年、キジヤ台風によって橋脚が崩壊し流失してしまった時の架け替えの際に、田中豊(日本近代橋梁史上で最も著名な方…らしいです
私専門ではないので詳しくなくて恐縮ですが
)が錦帯橋を、「橋自体を全部鉄筋コンクリートにして、外観が木材に見えるような工法を考えてみては」と言ったことに対して先生が猛烈に批判していたからなんです。
激論の末に、結局今のかたちのように、橋脚の心壁を鉄筋コンクリートにし外側を石積みで旧来の外観に復元し、橋梁は木造で架け直していくことに決定したそうです。
先生は、田中豊ともあろう橋梁の大家が、こんな無粋なことを言い出したことが信じられないとかなりご立腹でした![]()
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でも実物を見て、実際に橋の上を歩いてみて、錦帯橋がまるまるコンクリにならなくてよかったなって本当に思いました。
橋自体が建設された当時の古いものじゃないのでおそらく国宝級の文化財になるのは難しいのですが…、
あの伝統的な工法にかけがえのない価値があるんです!
耐久年数が低く何度も架け直さなければならない木造だとしても、その工法を半永久的に未来に残していけるのなら、それもまた大切な“文化遺産”、なんですね![]()
裏側から撮ってみました。
文系の頭でははかりしれない構造学の宇宙がありました。
設計者天才か!?これ。
すごい!
先生、先生の土木史の授業は本当に大好きでした。
あの日、高2に上がるときの文理選択のとき、
数学の出来さえ壊滅的に悪くなかったら、私は本当は理系に進みたかった。
あのときの将来の夢は「修復士」でした。
今は進む道は少し違うけど、今でもスケールのでっかい(決して大きさだけではなく、歴史的な重さでも量れるものでもない、個人的で自由な基準で)建物を見ると、体中の皮膚が粟立ってぞくぞくする。
分野も正反対で専門的なこの授業を受けて、本当に楽しかったです。
この大学で先生という人物に出会えたことに、心から感謝します。
I
建物!
錦帯橋のおまけ:
近くの公園に、シロヘビがいるという建物があったんですが…(入館料とるというので入りませんでした)
シロヘビの代わりにシロネコがいました![]()
さらに、錦帯橋周辺のおみやげ屋に、全100種類(!)のソフトクリームがあるお店なんていうのもありました。
テレビでも紹介されたそうです。
遠目で品書きを見ると、ちらっと目に飛び込んできたのは、「にんにく」と「ハバネロ」の文字![]()
先を急いでたので、立ち寄らずにそのままになってしまったんですけど…
はるばる山口県まで来たのに、せっかくだから食べてみればよかったです(もちろん普通の味のを)
ちなみにこちらのお店→むさし
100種類すべてのメニューが載っていました。にんにくとハバネロが序の口だったことがよくわかります。
さらに、向かいには佐々木屋小次郎商店があります(笑)
なんだかよくわからないけど、岩国は小次郎さんゆかりの土地らしいです![]()
その後、ついに今日のメイン、宮島へ!
ずっと、ずっと、一度厳島神社をこの目で見てみたかったんです…!
フェリーから大鳥居を目にしたとき、ほんとうに感動しました。
なんて鮮やかで、なんて大きいんだろう。
神社の前では、私はとてもちっぽけな存在で。
圧倒的な力にただただ圧倒されるだけでした。
平安の美しさを現在にまで伝える本殿。
途中、天気が崩れて雪が降り出したけれど、その灰色の空にさえ映える朱色が、とても綺麗でした。
技術的にも一二を争うくらい優れた建築物です。
本当に全部柱が石の基礎の上に立ってるんだよ…!
考えた人、天才か![]()
清盛が考えたのかな…それとも別に設計者がいたのかな…。
廻廊はただ朱塗りの柱が美しいだけじゃなくて、床板のあいだに“目透し”という隙間があって、満潮時の海水の水圧を和らげる働きをするんだそうです。
自然を力で抑え込むんじゃなくて、その力に抗わない。
いまよりも、昔の人のほうが賢いんじゃないかと思います![]()
私たちが訪れたときは潮が引いている時だったので、足下をばっちり見ることができました。
満潮の時の海に浮かぶ社殿も見たかったなぁ![]()
厳島神社も以前、これまた工学部の建築学Ⅰの授業でやったので、それを実際に自分の目で確かめるのは、とても楽しいです![]()
ところが…
なんと憧れの地で、思いもよらない事態が発生![]()
おみくじがあったので、何の気はなしに引いてみました。
厳島神社のおみくじなら、たとえ凶を引いても記念に持って帰ろう、そうとまで考えていたのですが…
ほんとうに凶を引いてしまいました![]()
確かに以前から、ずっと凶を引きたい引きたいとは思っていたけれど
なにも厳島神社で、しかもこんなときに引きたくはなかったのに…![]()
さすが凶です。ちっともいいことが書いてありません。
しかもこれ引いたときは頭が真っ白になっちゃって、書いてある内容もほとんど覚えていません![]()
凶を引きたいなんてよこしまなことを考えていた天罰が下ったんでしょうか
ううう
もちろん持ち帰る気になんてならず、本殿に結んでまいりました。
吉を引いたのにお母さんも私につきあって結んでくれました。ありがとう![]()
心もとなさすぎるので、厳島神社を出てすぐのところにある大願寺でまた引き直したら、今度は中吉でした![]()
そしてここから不幸がはじまります。
日が落ちるまで宮島にいて、大鳥居がライトアップされるのを待ちました。
辺りが暗くなるまで、町屋通りや商店街を探索。
宮島には、鹿がたくさんいます。
フツーにいます。
町屋通りでは家族連れ?の鹿たちが5、6匹、私たちの後をずっとついてきて可愛かったです。
もみじまんじゅう持ってないよ!
(笑)
鹿って紙を食べるんです。
途中、道路に落ちていたたばこの吸いがらを食べてたし、参道で観光客が落としたパンフレットをばりばり引きちぎって食べていました。
私も、2回目に引いた中吉のおみくじ食べられました。あああ![]()
海がだいぶ干上がってきたので、ライトアップされた大鳥居の下を歩きました。
近くで見ると、本当に大きかったです。
柱がまっすぐに切り出されたものではなく、下に行くにつれて太いままの状態であることにはじめて気がつきました。
まるでどっしりと海中に生えているかのよう。
しかも、根本が海底に埋められているわけではなく、固められた地盤の上に大鳥居の重みだけで立っているそうです。
確かに、柱を押したらゆっくりと返ってきた気がしました。
ここにも先人の知恵と工夫が生きていました![]()
いればいるほど、ますます厳島神社が好きになりました。
今度来る機会があれば、満潮から干潮まで、朝から晩まで、ひねもす、
宮島でのんびりしたいなぁ![]()
厳島神社のおまけ:
宮島行きのフェリー乗り場で、厳島神社での結婚式の看板広告が立っていました。
うわああああ
それを見て、すっごくいいなと思ってしまいました![]()
厳島神社で結婚式挙げられるのなら、広島に嫁いでもいいかもって、一瞬頭をよぎりましたとさ![]()
そしてようやく本日の宿泊地、広島に到着しました。
さんざん荷物と一緒に歩いて、もうくたくたです![]()
駅を出て、父上、ホテルに向かって自信満々にずんずん歩いていきます。
お父さん歩くの早いんです
必死に追いかけます。
ふと、父上が立ち止まりました。そして一言。
「迷った」![]()
近くにいたおばあちゃんに道を尋ねたら、なんとホテルとは真逆にあるいていたそうです![]()
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なんてこったい![]()
無駄に疲れて、ホテルに到着しました。
それにしても、家に帰る途中だったのに、おばあちゃん親切に道を教えてくれて、とても親切でした![]()
「じゃきじゃき」言ってました
生粋の地元の人ですね。
とても素面では眠れない!と、近くのコンビニでビールとおつまみと買ってきて、部屋で酒盛りしました。
やっぱり疲れてるときのビールほどおいしいものはないですね![]()
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キリンプレミアムなんてちょっと贅沢してしまったのだけれど(笑)
ようやく1日目が終わりました。
あと、もうひとつ![]()
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